兼業編集・ライターママ戦いの記録

ベンチャー企業で働きながらフリーで編集・ライターをやってる三十路女の日記。2018年長女誕生でマルチタスク極まれり。日々死にかけてます。

仏滅に東京水天宮でお宮参りをしてきたでござる

我が子が生後1か月を迎えるころ、東京水天宮でお宮参りをしてきました。

 近所だと富岡八幡宮も候補だったんですが、昨年の事件のこともあったので、安産のお参り(混んでるだろうから、祈祷はせずに戌の日以外にお参りだけ)をした水天宮のお世話になることに。

 

ただ、安産のお参りでも結構境内が混んでたこともあり、生まれたてホヤホヤの赤ちゃんを連れてもお宮参りだと、気になるのが待ち時間。

 

最初は親族の予定も合わせて大安に決行しようとしてたんですが、混んでそうだったので、あえて仏滅を選んだんです。

 

結果は大正解!
11時に到着したところ、すんなり次の回に案内してもらえました。同じ回で祈祷したのはもう1組だけ。境内もさほど混んでいません。

 

水天宮は祈祷の予約ができないので、その前後のお食事の手配の時間が悩ましいのですが、仏滅であればさほど余裕をみる必要はないかと思います。(ちなみに私たちは食事を2時半に予約していたため、かなり時間を潰す必要がありました……)

 

水天宮での初穂料は1万円。

初穂料を支払った際に、以下のおみやげをいただけます。

 

この袋に……

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以下のものが入っています。

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最近社殿が新しくなった水天宮でのお宮参り、すぐ近くの人形町には美味しいお食事どころもたくさんあるので、おすすめです。

 

 

【育児】行政の栄養指導はなぜ母親に無駄なプレッシャーを与えるの??

乳児の育児をしていると、行政からいろんなイベントにお招きいただき、いそいそと参加させていただいているのだけど、そのなかでプログラムに盛り込まれていると確実にうんざりするもの。

 

それは栄養指導

 

だいたい栄養のバランスチェックシートを配られて、当てはめで記入させられて、最後には「野菜をいっぱいとりましょう~!和食を食べましょう~!だしはいいですよ~!」で締めくくられるんですが、本当に和食が最適解なのか、栄養指導のみなさんは自問したことがあるのかな??

 

和食ってそもそも塩分が高め。
あと、割と作るのに手間がかかるメニューが多いし、品数多くしないと食べ応えがないので、たくさんの人数で食べるのには向いてるけど、1人がちょっと食べるのにはあんまりむいてない。1品にたくさんの材料をぶち込むメニュー少ないから。

 

そんな食事を寝て起きて泣いてうんちしまくってる乳児を育ててる母親に作って食べろって?いい母乳のために??

……殺す気なの?

 

正直、1人ぶんの食事は冷凍食品やコンビニのお弁当に無糖の野菜ジュースやカットサラダで充分だと思うのよね。

ちょっと味が濃いめだから、血圧高い人は気を付けたほうがいいけど。

 

たまに、「野菜ジュースは食物繊維が壊れるから野菜じゃない」とか平気で言ってる栄養士がいてびっくりするんだけど、食物繊維って何か知ってる??栄養素だよ?繊維質じゃないよ??搾りかすに含まれる部分の食物繊維のことなら、必死で毎日とらなくてもよくない??

 

和食は美味しいし、薄味の健康的な食事は素晴らしいけど、子供に手がかかって、周りの協力が得られなくて、疲れてる母親は、料理で無理するのやめようよ。その母親に料理作らせてる大人の家族は、手作りなんか求めてないで全員冷食で我慢しろよ……。もしくはお前らが作れよ……。

 

行政のイベントで、家族が同居してるのに乳児抱えた母親だけが家事やってて2回も熱出して地獄だったって人がいたものだから、強くそんなことを思った次第でした。

 

行政はさ、こんな人がたくさんいるんだから、手間のかかる栄養の取り方の指導をするんじゃなくて、手間を極限まで減らした栄養のとりかたの指導をすればいいのにね。

 

あと、サプリメントや野菜ジュースをエモーショナルに頭ごなしに否定する栄養士、もうちょっと勉強しろ。お願いだから。

 

 

 

 

 

【出産】賛育会病院の個室はこんな感じだった

私は2018年に賛育会病院で、出産したのですが、その際に2日間有料の4人部屋を、残りの4日間個室を利用しました。

 

当初個室を希望していたんですが、入院した当日は個室が全て埋まっており、空き次第入室ということになったからです。

 

空き次第個室に入りたいと希望する際には、実は少し躊躇しました。

というのも、見学の際に個室を全て埋まっており、どんな部屋なのか、1日10,000円の価値があるのか、いまいちわからなかったからです。

そこで、今後ご利用を検討されている人のために、簡単に感想と情報をまとめたいと思います。

 

①個室のスペックはこんな感じ

 

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4人部屋と比べて、だいぶ広いです。

 

 

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個室には専用の洗面台がついてます。

 

②4人部屋でもうるさくないけど、やっぱり個室のほうが気兼ねしない

個室になってやっぱりいいなと思ったところは、赤ちゃんが泣いた時に同室の人に気兼ねしないでいいところです。

賛育会では、授乳時に授乳室に行くと便利グッズがたくさんあるため、基本的に入院中の方は皆さん授乳室で授乳をしている感じでした。

そのため、4人部屋で赤ちゃんが長時間泣く事はありません。

寝ている側としては、睡眠を取りやすくていいんですが、反面、自分の赤ちゃんが泣いたときは、周囲に迷惑にならないようにすぐに授乳室にいかねばというプレッシャーを感じやすい環境かも。

その点、個室は気兼ねなく自分のペースで赤ちゃんをあやせるので、楽です。

 

③見舞客がたくさん来るなら個室が吉

入院中意外と大変なのが、お見舞いの人が来るスケジュールと授乳スケジュールの調整です。

まだ新生児は授乳スケジュールが定まっていないので、お見舞いの時間と授乳が重なってしまうと、授乳室にいるためすれ違いになっちゃうことも。

個室なら、親族であれば授乳しながら対応すればOK。

私は夫が来るのが毎日面会時間ギリギリだったので、個室で授乳できて助かりました。

4人部屋でも気にせず授乳すればいいんですけど、ちょっと狭くて授乳しづらいんですよね……。

 

④洗面台が部屋にいるありがたさよ

最後に、洗面台が部屋にあるのはやっぱり助かります。

私は今回第一子だったので、子供を置いてトイレや歯磨きに行くのにかなりためらいがありました。

だけど部屋に洗面台が付いていれば、洗顔も歯磨きもし放題。出産したての身にはかなり気が楽でした。

地味なポイントですけど、嬉しかったですね。

 

 

 

 

以上が賛育会の個室を利用しての感想です。

ちょっとでも、利用を検討している方の参考になればいいんですが。

【出産】賛育会病院はとても快適だった

長女を出産した際に賛育会病院にお世話になったのですが、医師・助産師の皆さんの手厚いサポートでとても安心感があるお産ができました。

産後の授乳指導も親身に対応してくださるし、ちょっと夜通しの授乳に疲れた際には、助産師さんに相談のうえ、ひと晩生まれたばかりの長女を預かってもらったりして、休息をしつつ初めての育児に向き合うことができたのは、いい思い出。

 

個人的には大満足の賛育会病院ですが、出産に入る前は少し懸念点もありました。

そのうちの1つは病院の施設が少し古いこと。

個人的には清潔感さえあればさほど気にならないのですが、事前に両親学級や母親学級の後で見学したくらいでは、快適に過ごせるかどうかが分からない。

なんで、これから賛育会でのご出産を検討していらっしゃる方のために、2018年当時の状況の簡単なレポをまとめようと思った次第です。

 

①施設は古くてもとても快適(ただし冷暖房の柔軟性はない)

賛育会病院の入院病棟は若干年季が入っていますが、中は清潔感があり、入院生活を送るうえでは気にならないレベル。
よほど「ペッカペカでおしゃれな病院でないとテンションがあがらない!」って人でなければ問題ないのではないでしょうか。

シャワー室は3つ、共有の洗面台が2箇所(各蛇口が4つくらい)あり、ドライヤーもあるので生活には困りません。乾燥器付コインランドリーも1台あるので、パジャマは2~3枚あれば、毎日誰かに洗濯物をもってきてもらわなくてもOK。

給茶機もあるので、2Lペットボトルを大量に部屋にストックしなくても乗り切れます。

私はいちいちコップ1杯ずつ汲みにいくのが面倒だったので、夫に頼んで家のスープジャーを持ってきてもらい、そこにお茶をためて部屋で飲んでました。

↑こういうやつ

 

あと、賛育会は温度に応じてではなくカレンダーに応じて空調が調整されるので、季節の変わり目には暑すぎたりすることが……。
パジャマは薄めのものをおすすめします。私は妹に頼んでGUで買い直してもらいました。

ちなみに、出産時のパジャマは丈が長いものが定番ですが、丈が長い必要性を感じるシーンはありませんでした(帝王切開とかだと違うのかな?)。
今後使うことを考えたら、前開きの普通のもので十分かも。

 

②食事は普通においしい

賛育会の食事は、個人病院のように豪華ではないものの、普通においしかったです。

むしろ、母子同室だといつ子が泣くかわからず、食事をかきこむことも多いので、あんまり豪華な食事だともったいないんじゃあ……。

1回だけ豪華なお祝い膳がでるので、個人的にはそれで十分だったかな。

↓私が入院してたときの食事。

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朝ごはん
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昼&夜ごはん
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昼&夜ごはん

 

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お祝い膳

昼&夜の食事は個人的にはちょっと少なめに感じたので、少食な人以外は間食用のゼリーなんかを差し入れてもらえると、夜間授乳のときにもガンガンカロリー補給できます。

私は親族にゼリー飲料を差し入れてもらいました。ちょっとした時間に飲みやすくて、机も汚れないし、お見舞い用のゼリーよりもコンビニに売ってるゼリーのほうが入院の身にはありがたかった……。

 

③個室はとても快適だった
私は当初個室希望だったのですが、入院当初は部屋に空きがなかったので、2晩有料の4人部屋を使って、残りは個室にチェンジして過ごしました。

感想としては、個室がとても快適だったので、部屋を変えて大正解。

こちらについては長くなるので、改めて別の投稿で振り返ろうと思います。

以上が私の賛育会での産後入院ライフの感想です。

産院を決めるときや入院の部屋を決めるとき、あまり情報がなかったので、これから賛育会でご出産予定の方の参考になれば、と思います。



 



 

【読書感想文】学者のエッセイは時代を映す。遊学?なにそれ食べれるの?

年末年始のヒマな時間ができたので、ずっと気になっていた新書『バッタを倒しにアフリカへ』を購入した。

表紙を飾る緑色のコスプレ写真は、書店の棚でめっちゃ目立ってたので、本当は他の本を買おうと思っていたんだけど、思わずこっちも買っちゃった。

ああ、また凄い学者が出てきた。表紙でコスプレなんてずるいよ。
ものすごくバッタ愛にあふれた本なんだろうなあ。

という、私の予測はいい感じに裏切られたんですよ、奥さん。

 

一般的にこういう本は分かりやすい言葉でご本人の研究内容を面白く説明するものが多いのだけど、本書はどちらかというと冒険エッセイ的な味わい。

 

加えて、いちばん「すごい」と思ったところは、著者の前野博士が恵まれた研究者でも、選ばれし研究者でもなんでもなく、ポスドクで、定職を得るために一発逆転を狙ってアフリカに旅立ったってところ。

 

書籍の中に、金の話が出てくるわ、出てくるわ。

現地の協力スタッフに支払う謝礼(うまいことボッタくられる)、日本からスーツを送ってもらった場合の送料(現地で買う方が安かった)、日本学術振興会海外特別研究員としての2年任期の支援額(本当に2年海外で生活と研究できるの!?ってほど安い。そして倍率20倍)などなど。

 

なんだか、『若き数学者のアメリカ』とかと隔世の感がありすぎませんか。

ちょっと前まで学者さんのエッセイって、ご本人はエリートで、選抜されて海外にご遊学されて、ご実家も裕福でって感じの環境で、教養あふれた文化へのまなざしとか気の効いた描写が魅力、って本が多かった気がするんですが。

もう、最近の博士はそんな地平に立ってないってことですね。

まあ、天下の山中教授ですら研究のための金策に走り回ってるって話が聞こえてくるくらいだしなあ……。

 

というわけで、『バッタを倒しにアフリカへ』は、どちらかというと著名なウェブライターであるヨッピー氏の『明日クビになっても大丈夫!』とか、ノンフィクション作家・高野秀行氏の『幻獣ムベンベを追え』に近い味わい。

両方とも、ジャンルは違えど、「やりたいことをやるにはどうする?」って問いにご本人たちの類稀なる行動力で答えてる本でもあると思うんですよね。

 

いまの時代、誰もポンと金は出してくれないし、出してくれたとしても単価は下がってるし、出してくれるパイは少ないし……っていう環境で、やりたいことをやるには、何か行動して勝ち取っていかなきゃ話にならない訳で。

 

そういう意味で『バッタを倒しにアフリカへ』はものすごく現代的な本だし、やりたいことをやれていない人に対してはものすごく強力なエールだし(ここまでやってみろよ!的な意味で)、若い人には「やりたいことやるには、これくらいやんなきゃダメ!」って意味で参考になる本になるんじゃないかなあ、と思う。

 

私も頑張らなきゃなあ、と年明け早々ハッパをかけられた気分になる1冊でした。